2010.11.19 院内集会「児童労働に関する意見交換会」を開催しました
児童労働ネットワークとしての院内集会開催は今回が初めてとなります。(特活)ACE(CL-Net会員団体、事務局)が招聘したガーナのゲスト2名を迎え、衆議院議員6名(うち秘書4名)、参議院議員14名(うち秘書9名)を含む63名の出席者に対し、児童労働問題に関する現地プロジェクトや児童労働経験の話を直接伝えました。
谷川俊太郎さん作の児童労働を伝える詩「そのこ」をもとにした映像を上映した後、(特活)ACEが実施する「スマイル・ガーナプロジェクト」を紹介し、ゴッドフレッドさん(15歳)から児童労働者としての経験談と、プロジェクトを受け学校に行けるようになった経緯を語りました。
【ゴッドフレッドさんの話(要約)】
7歳からカカオ農園で働いていて、学校へは行けず学校の存在すら知らなかった。2009年にACEのプロジェクトが開始してからは、村や自分自身が変化していった。学校へ行けるようになり、また人前で話すことや子どもの権利を要求出来るようになった。日本のみなさんへは本当に感謝している。しかし一方で、まだ他のコミュニティでは働いている子どもたちがいることをとても悲しく思っている。スマイル・ガーナプロジェクトがもっと広がって、より多くの子どもたちが学校へ行けることを願っている。
ご出席いただいた議員のみなさま、及び開催にご協力をいただいた機関からご挨拶をいただき、ゲストのお二人からコメントをいただいた後、児童労働ネットワーク代表・堀内より挨拶をさせていただき、閉会しました。
ご出席いただいた議員のみなさま、ご協力をいただいたILO駐日事務所、外務省、厚生労働省のみなさま、誠にありがとうございました。
□ゲスト
オティ・ゴッドフレッドさん
ACEが活動するガーナの村で暮らす15歳の少年。カカオ畑で働いていたが、プロジェクトの開始により現在は働かずに学校へ通っている。
ナナ・ブレポンさん(スマイル・ガーナプロジェクト コーディネーター)
ガーナNGO・CRADA(Child Research for Action and Development Agency)事務局長代理。ACEとCRADAの協働プロジェクトであるスマイル・ガーナプロジェクトのコーディネーターを務めている。
□協力
ILO駐日事務所、外務省、厚生労働省
□出席議員
参議院議員 相原様
民主党衆議院議員 中津川様
参議院議員 石橋様
参議院議員 田代様
みんなの党 小熊様
衆議院民主党議員 西村様
参議院議員 神本様