今、世界では約1億6800万人もの子どもたちが、児童労働に従事しています。
これは世界の子どもの9人に1人です。
チョコレートの原料・カカオ、Tシャツの原料・コットン、携帯電話に含まれる鉱物など、生産現場に児童労働があると指摘されるのは、どれも身近なものばかり。
わたしたちは、知らないうちに児童労働で作られたものを使っているかもしれません。
サッカーボールと児童労働
1990年代後半、サッカーボール産業に多くの子どもたちが関わっていることが問題となりました。低賃金の上に、硬い皮を扱うため子どもたちは手を怪我し、時には変形してしまうこともありました。
この問題に対し、FIFA(国際サッカー連盟)をはじめ国際機関、NGO、スポーツ業界が協力して、サッカーボール産業の児童労働撤廃に取り組み、状況は改善されてきました。これは、企業や消費者、国際機関や市民団体など社会全体が協力することで、児童労働の予防と撤廃が実現できることの証明でもあります。
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